研究開発體制
戦略センター

ナノテクノロジー、高度センシング技術、人工知能をキーワードに、先端基礎技術開発から製品開発まで広く行うセンターです。フジクラが得意としてきた「ものづくり」のその先を目指し、「もの」にとどまらず最先端のデジタル技術、ソフトウエア技術を取り込んだソリューション開発を目指します。また開発は、ドイツの研究開発子會社や米國のコラボレーション研究組織など社外パートナーと積極的に連攜する、新しい形で推進していきます。
所在地
- 所在地
- 〒285-8550 千葉県佐倉市六崎1440
光応用技術R&Dセンター

光応用技術R&Dセンターでは、通信用光ファイバで培った幅広い光関連技術を応用し、様々な新技術を研究開発しています。光通信ネットワークが運ぶ情報量は驚異的なスピードで増加し続けおり、光ファイバには高速大容量通信に対応する多重化、高密度化が求められています。當社では1本の光ファイバに複數のコアを有するマルチコアファイバの設計?製造技術を有しており、その実用化に向けた検討を推進しています。
また、光技術を応用した産業機器用高出力ファイバレーザやファイバセンサなど、情報通信分野以外も見據えた研究開発を進めています。
(注)寫真は、ファイバレーザによる金屬加工の様子
電子応用技術R&Dセンター

電子応用技術R&Dセンターでは、情報通信分野の新技術の研究開発をしています 。第 5 世代移動通信 5G に向
けた 28GHz 帯ミリ波通信モジュール( PAAM=Phased Array Antenna Module )や、モビリティー通信(自動車、列車などの移動體)をターゲットにした 60GHz 帯通信モジュールの開発を行っております。自社で開発したミリ波帯高周波 IC を搭載することにより、精度の高いビームフォーミング、高出力、高効率などの特徴を備えています。
(寫真は、ミリ波通信モジュールの試験裝置)
Fujikura Technology Europe GmbH

既存の業界を超えたマーケティングと革新的なソリューションの開発を目的として、2018年にドイツのフランクフルトに設立された新事業?研究開発部門の子會社です。創業以來、ソフトウェア、人工知能、レーダー技術、センサー技術の分野に注力し、常に顧客の価値創造につながる新規開発に取り組んでいます。2020年には更にスイスとトルコにそれぞれエンジニアリング専門子會社を設立し、グローバルフジクラの一員として、歐州での研究開発をより一層活発化しています。
所在地
- 所在地
- The Squaire 12 D–60549 Frankfurt am Main Germany
メディカル事業推進センター

メディカル事業推進センターでは人々の健康維持とQOL を向上すべく醫療機器用の機能部品開発?製造を行っています。これまで醫療機器メーカに対して內視鏡で畫像を取得する為のイメージファイバを提供してきました。今後は光技術を更に応用し、イメージングの分野に新たな提案をして參ります。これに加え、単回使用內視鏡向け極細徑 CMOS カメラモジュールの量産出荷を開始致しました。內視鏡を単回使用とする事で感染癥予防が期待されます。また、超小型の特徴を活かした部品內蔵基板 WABE Wafer And Board level device Embedded はペースメーカ等のインプラント機器や補聴器等のウェアラブル製品の小型化に貢獻しています。
(注)內視鏡用極細徑CMOS カメラモジュール
所在地
- 所在地
- 〒285 8550 千葉県佐倉市六崎 1440
アドバンスト?リサーチ?コア

20年先の社會を想像し10年先の技術を創ること、そしてそれを実現するため、遠く広く社會を見る目をもち創造力豊かな人材を育成することを目指しています。研究の進め方においては、変化の早い時代にスピード感をもって取り組むため、世界中の研究機関との目標を一にしたコラボレーションを基本に進めています。また技術者が「新しいものを作り、世の中を豊かにする」という本分に集中できる自由なワークスタイルを整えています。當社の資源を活用しながらも、次の時代に向けて新しい技術を新しい方法で生み出すチャレンジをしています。
基盤技術センター

基盤技術センターは、フジクラの事業推進と新事業創生を継続的に支えることをミッションとして、2つの役割を有しています。その一つは、「フジクラ各開発部門に共通する技術、その中でもとくに材料技術を深耕する」という役割で、ものづくりを支える有望な技術の獲得および活用に取り組んでいます。もう一つは、「フジクラ各部門の知的財産活動をリードする」という役割で、知的財産の保護と活用に取り組んでいます。フジクラが保有する特許権、意匠権、商標権等の知的財産権の無斷使用に対しては法律に基づいた対応をとるとともに、第三者の知的財産権に対して十分に尊重する活動を推進しています。
生産システム革新部

先進的なIT技術を駆使してものづくりの生産性を飛躍的に向上することを目指しています。AIやIoTの技術を生かしながら、ものづくりの情報を収集、分析、最適化するサイクルを回す、スマート工場化に向けた活動を進めています。無人化?省人化、品質管理、設備保全など個々の工程管理から、生産/実績管理?在庫管理?調達管理など工場運営に至るまで、ものづくり全體の最適化を行っていきます。
工程管理として、AIによる検査システムは世の中に先駆けていち早く実ラインに導入を果たし、無人化し、人によらない安定した品質検査を継続しています。今後も、検査はもちろん、異常の予測など、多様な分野へのAIの適用を目指しています。
設備統括センター

當社の幅広い分野に及ぶ製品のものづくりのため、生産設備に関わる技術開発や、工場保全などを擔うのが設備統括センターです。生産性の高い生産設備の導入や設備改善、設備保全の質を高め工場の安定稼働を実現することに加え、未來のものづくりを見據えた自動組立?検査技術、人手をかけずに工程を円滑に運用可能にするIoT技術を応用した工程運用?監視システムの開発も行っています。また海外工場の保全員の育成や自動機の導入、高度なものづくりに必要な精密金型の開発、製造も擔っています。
近年、コンピュータシミュレーションによるCAE(Computer Aided Engineering)は技術分野を問わず、製品開発および技術開発の高度化、効率化に必要不可欠なものとなっています。
製品基盤技術開発室では各種CAEの技術開発を行い、CAEをベースにした設計によりR&Dセンターの新規開発品を創出するとともに、各種加工においてもCAEを適用することで新たな加工技術の開発を推進しています。